命の最期に寄り添って・髙橋卓志(神宮寺元住職)
髙橋卓志さん。2020年まで松本の神宮寺のご住職。私たちは神宮寺のじんで「じんさん」と呼んでいます。じんさんは、お寺のあり方、僧侶のあり方、仏教のあり方に大きな石をドカッと一石投じた人です。著書「寺よ、変われ(岩波新書)」「さよなら仏教(亜紀書房)」など、タイトルを読むだけで、仏教界でのお立場が心配になるものばかり。でも、これが売れたのです、かなり。特に若いお坊さんたちに♪終末期の看取り、その人らしいお葬式のコーディネイト、人の心に寄り添う仏教を模索して実行していました。
そんなじんさんとの出会いは、永六輔さんです。永さんは、じんさんが神宮寺で続けていた「浅間尋常学校」の校長先生。無着成恭さんが教頭先生。「浅間尋常学校」は1997年から2007年まで、10年の間に100回行われた「お寺で学ぶ」催し物です。学校の教師には、谷川俊太郎さん、灰谷健次郎さん、筑紫哲也さん、小沢昭一さん、鎌田實さん、マルセ太郎さん、小室等さん、坂田明さん、佐高信さん、中山千夏さん、おすぎとピーコさん、渋谷のジアン・ジアンのラインナップのような文化に携わる方々が並んでいます。
そ、そして・・・100回あった、授業の98回目の教師が・・・。わ、わたしでした・・・。ごめんなさい・・・。 本当に、ごめんなさい・・・。ネームバリューも、実績も、命に対する深い洞察もお歴々の足元も及ばず・・・。ただ、全力で、全力で独演会いたしました。全力・・・それが仇になることもあります・・・。
兎にも角にも永さんにくっ付いて、神宮寺さんでは色々経験させていただきました。100回目の閉校式には辛淑玉さんの「生前葬」が行われ、私は居場所が無くてモジモジしていたら「スセリさん、葬儀屋の司会者やってください」とじんさんの鶴の一声。お歴々が集まっている舞台で進行役という貴重な経験をさせていただきました。
そんなじんさんは、現在、ステージ3のガンの闘病中です。でも、闘病も好奇心いっぱいで向き合ってらっしゃるようです。毎年行っている永さんの追悼ライブ。今回、ゲストにお願いしました。今、向き合っていらっしゃる命のお話。永さんとの楽しい思い出。京都にお住まいなのでリモートで参加していただきます。
会場のゲストをじんさんと懇意の方をと思いお尋ねしたら、「永さんに見出された人といえば、ちょんみさん。」とのことで、ちょんみさん(李政美)を歌のゲストにお迎えします。そしてちょんみさんから「ピアノの竹田裕美子さんが賛同してくれました」とのお知らせで、竹田さんも。
先輩方、ありがとうございます!豪華なライブになりそうです。でも、もう予算がありません・・・。お客様、どうぞ、ご来場と配信チケットお願いします〜。へっぽこ企画、オオタスセリからの宣伝でした〜。永さん、追悼のつもりでしたが、今年も応援お願いします〜。
7月7日は永さんとご一緒に〜。
○チケットご予約・お問い合わせは→suseri524@yahoo.co.jp (申し訳ありませんが、アドレスはコピペお願いします) チケット料金:3500円(1ドリンク付き)全指定席 会場:東中野Space&Cafeポレポレ座
○配信チケット:1500円 https://teket.jp/620/4951
(1週間のアーカイブ付きです。購入は生配信の後、7月13日23:59までできます)
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